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1.連絡先データの有効性確認とエクスポート

まずは、現在お使いのメール配信サービスの連絡先データの有効性を確認します。無効なメールアドレスや登録解除済みのメールアドレスが含まれている場合は、これらを除外します。現在アクティブでない連絡先については、再エンゲージメント(再獲得)メールを配信して、興味関心の有無を確認します。これらの結果、有効性が確認できた連絡先データのみを、Excelファイル、CSVファイル形式のいずれかでエクスポートします。

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再エンゲージメントを促すメール

最近反応がない受信者の方には、メール受信のメリットを伝えることで、メール配信を継続的に許可してもらうことが大切です。購入特典や割引を提供したり、投票やアンケートを使用することで、休止中になっている理由を確認することもできます。詳細はヘルプをご参照ください。

2.連絡先データのクレンジング

上記で有効性が確認できた連絡先データについて、クレンジングを行います。組織名、顧客名、メールアドレスなどのデータの誤りを見逃したままメール配信を行ってしまうと、顧客に対して情報が届かないばかりか、クレームにつながって大切な顧客を失ってしまうリスクがあるためです。

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データクレンジング

エクスポートしたデータの品質を分析します。データに欠損がないか、表記ゆれがないか、重複はないか、などの観点で評価し、結果に基づいてデータの修正作業を行います。Excelの置換機能などを用いて行うことも可能ですし、データクレンジングツールを用いてもよいでしょう。Zoho のデータクレンジングツールであるZoho DataPrep は無料プランもあります。

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役割やグループのメールアドレスの除外

Zoho Campaigns では、役割を意味するメールアドレス
(hr@、manager@など)、グループを意味するメールアドレス
(admin@、support@など)、配信管理者のメールアドレス
(postmaster@)など、グループのメールアドレスと判別できるメールアドレスの登録を禁止しています(ヘルプ)。役割やグループのメールアドレスにメールを配信すると、いずれかの受信者に迷惑メールに分類されてしまう可能性があります。また、配信管理者のメールアドレスにメールを配信すると、配信ドメインがブラックリストに登録される可能性もあります。そのため、これらのメールアドレスは配信リストから削除する必要があります。

3.メールテンプレートのエクスポート

現在お使いのメール配信サービスまたはマーケティングオートメーション
(MA)ツールのメールテンプレートのうち、必要なテンプレートをHTMLファイルとしてエクスポートします。
Zoho Campaigns に移行した際、これらをインポートして再利用できます。

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4.Zoho Campaigns のアカウントの作成

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Zoho Campaigns のトップページ、または登録ページから無料のアカウントを作成します。アカウント作成から14日間の無料トライアルがご利用いただけます。
既にZoho のいずれかのサービスでアカウントをお持ちの場合は、そちらのアカウントでZoho Campaigns にサインインしてください。
登録後は、ヘルプページよりはじめてガイドを参照し、初期設定を行ってください。

5.連絡先データのインポート

Zoho Campaigns で配信リストを作成し、連絡先データをインポートします。
詳細な手順はこちらのヘルプをご参照ください。

なお、現在お使いのメール配信サービスでセグメントを行っている場合は、
Zoho Campaigns でも同様に属性や行動などの条件に基づいてセグメントを作成しましょう。

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6.メールテンプレートのインポート

手順3.でエクスポートしたHTMLファイルを
Zoho Campaigns にインポートして、テンプレートとして再利用します。

なお、移行前のメールテンプレートにおいて、差し込み項目や変数などの受信者の情報を差し込む機能を使用している場合は、該当の差し込み項目や変数を削除し、Zoho Campaigns の差し込みタグに再設定します。

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7.配信元の設定とドメイン認証

配信元のメールアドレスは複数登録が可能です。現在お使いのメールアドレスをそのまま使用することも、新しいメールアドレスを使用することもできます。
配信元のメールアドレスを設定した後は、ドメイン認証を行います。ドメイン認証とは、

配信元ドメイン(***.jpや******.comなど@以降の部分)が偽装されておらず、正しいドメインであることを証明するための認証プロセスで、SPF、DKIM、DMARCといった仕組みを通じて、フィッシングやなりすましからドメインを保護します。ドメイン認証の詳細な手順についてはこちらをご参照ください。

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POINT

Zoho Campaigns は、カナダのアンチスパム法(Canadian Anti-Spam Law:CASL)
および米国の迷惑メール防止法(CAN-SPAM Act: A Compliance Guide for Business)の他、日本国内における「特定電子メール法(迷惑メール防止法)」にも対応・遵守できる機能を備えてます。また、2024年2月より実施されている、Gmailと米Yahoo! の定める新しいガイドラインにも準拠しているため、安心してお使いいただけます。

8.配信元ドメインのウォームアップ

新しい配信元ドメインを使用する場合は、配信元ドメインの信頼性を高めてから(ウォームアップしてから)メールを一括配信しましょう。専用IPアドレスのウォームアップを行う際は、少ない件数のメール配信から始めて、受信者の反応を確認しながら配信するメールの件数を少しずつ増やすことをお勧めします。

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まず有効な受信者にのみメールを配信しましょう。配信したメールが開封される確率が高くなり、受信者のメールサービス側から、安全な配信元であるという評価を得ることができます。配信元ドメインが十分な評価を得たら、すべての受信者にメールを配信しましょう。

9.登録フォームとダブルオプトインの使用

移行前のメール配信サービスで登録フォームを設置していた場合は、Zoho Campaigns の登録フォームに移行する必要があります。なお、その際、メール受信に明確に同意したことを確認するため、ダブルオプトイン(2段階の同意確認)の設定を行うのが有効です。

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10.自動メール配信の移行

移行前のメール配信サービスで自動メール配信を行っていた場合は、Zoho Campaigns でも同様の設定を行いましょう。定期的なお知らせ、キャンペーンやイベントに関するメールを、Zoho Campaigns の自動化(ワークフロー)機能で送信できます。これまでと同じように、自動でメールを配信することが可能です。

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導入事例

既存のMAツールから、メルマガ配信とCRM連携に強みを持つZoho Campaigns にリプレイス

単体のMAツールでは配信のたびに連絡先のインポートが必要でしたが、Zoho CRM とZoho Campaigns を連携させればスムーズに連絡先情報を同期できますし、リストやセグメントで対象ごとの配信も可能となるため、使い勝手が良いと感じています。

事例の詳細はこちら
株式会社イムラ

株式会社イムラ

よくあるご質問

Q

クレンジングを行わないとどうなりますか?

A

クレンジングが不十分で、連絡先データに無効なメールアドレスが多く含まれていると、配信がキャンセルされてしまう可能性があります。Zoho Campaigns では、キャンペーンメール送信時に不達率が5%を超えるなど一定の基準を超えた場合、利用規約に基づきキャンペーンの送信が24時間停止します。24時間後にキャンペーンの送信が再開されますが、再度メールのバウンス(不達)率が5%を超えた場合、キャンペーンが完全にキャンセルされます。 このような事象を回避するために、上述のクレンジングやダブルオプトイン(2段階の同意確認)などをおすすめします。

Q

自社の顧客管理システムと連携したいのですが、可能でしょうか?

A

Zoho Campaigns はSalesforceやHubSpot、Zoho CRM など多くのCRMと連携が可能です。また、Zoho Campaigns はAPIを提供しています。API連携の詳細は開発者ガイドをご参照ください。
連携サービス一覧
開発者ガイド(英語)

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